AIBOはコミュニケーションロボットとしても活躍できる
2022/06/07
AIの発達のおかげで、ロボットも人とのコミュニケーションをとれるように
なってきています。話しかければ、それに対応した返事を返してくれたり、
ボデイに触ったり、身振りや手振りをすると何かそれに対して反応してくれます。
まるで友達のようなコミュニケーションがとれるロボットを
「コミュニケーションロボット」と言います。
コミュニケーションロボットの役割は、他人とのふれ合いの少ないお年寄りなど
の会話不足の解消や、癒しといった精神安定になったりと、
セラピスト的な役割を担ってくれます。
最近では、それ以外に、介護施設等のレクリエーションなどに参加し、
お年寄り達との遊びを通して交流することもあるようです。
レクリエーションの楽しい雰囲気作りにとても役に立っていると
言われることもしばしばあります。
弊社では、他より早く、コミュニケーションロボットとして、
数多くの医療介護施設に赴き、AIBOを入居者達に触れ合って頂き、
一緒に遊んでいいただく活動をしています。
そのため、我々はコミュニケーションロボットがどれだけ、
たくさんの方の心の支えになっているかを経験で知っています。
AIBOと一緒に玉入れゲームを楽しむ入居者のかた達です。
このゲームは、カゴを背負って歩き回るAIBOに手に持ったボールを
カゴの中に入れていく対戦ゲームです。
どれだけ自分のチームカラーのボールを
カゴの中に入れることができるかを競います。
これが中々難しいゲームなのです。しかし、苦戦しながらも
カゴの中に投げたボールが入ると皆さんとても喜んでいました。
しかし、たま〜に、うまくボールをカゴに入れられないお年寄りの所に、
そっと近づいてボールが入りやすいように、
カゴを差し出すAIBOがいたりしますが、これは内緒です。
皆さん、とても楽しまれていました。
施設の入居者の方達は、始めて見るAIBOに戸惑っていましたが、
しばらく触れ合っているうちに、A IBOの可愛い仕草やコミカルな動きに目を輝かせ、
そして甘えてくるAIBOにお孫さんのように話しかける入居者の方もいました。
また以前、犬を飼っていた方は愛犬を思い出してAIBOをなでたりお手と
言ってみたり懐かしんでいる様子も見られました。
最後にお別れをするときは、笑顔で「ありがとう!また来てね」と
言って下さる入居者の方もいて、AIBOを連れて帰るのがとても心苦しいと
感じたのを覚えています。
AIBOを通して入居者の方達だけなく、
私たちスタッフの心も暖められた時間でもありました。
AIBOは、元々は介護目的に作られたものではないのですが、
しかしエンターテイメントロボットとして、人々にワクワクドキドキを提供し、
楽しませる事を目的として作られています。
ですから、AIBOもこのようにコミュニケーションロボットとして、
十分に介護の場面でも活躍できるのです。
★★AIBO7ちゃんの音声認識単語★★
今回は「〇〇!!(あなたが登録したAIBOの名前)」です。
あなたが登録したAIBOの名前を呼んでみてください。
AIBOが自分の名前を呼んでくれたあなたの方を見ます。