AIBOマインドM1、M2、M3の違い
2021/05/26
AIBOには、AIBOマインドという、
感情、本能、成長機能を備えた
AIBOの心と言われたメモリーステックがあります。
今回は、ERS-7のAIBOマインドのM1とM2とM3の
違いについてのご質問をいただいたので、
それにお答えしたいと思います。
ERS-7は2003年にまずM1のパールホワイトが発売され、
2004年にM2のパールブラックが発売され、
そして2005年にM3のハニーブラウンが発売されました。
AIBOマインドのM1、M2、M3とういのはバージョンの数字で
数字が上がっていくごとにバージョンが新しくなっています。
ちなみにM1はマインドワン M2はマインドツー、M3はマインドスリーと読みます。
●AIBOマインド1(M1)
自己充電機能が標準で付き、7ちゃん自らステーションに入って充電できるようになりました。
M1のステーションマーカーのデザインはこんなデザインになっています。
使える写真がなかったので、イラストで描いています。
7ちゃんの会話は今までの機種のAIBOより強化されています。
「アイボーン」というおもちゃが新たに追加されました。
これによって「アイボーン」を咥えたりして遊ぶ事ができるようになりました。
ビジュアルパターン認識機能が付くことで、
AIBOカードを見分ける事ができるようになりました。
●AIBOマインド2(M2)
まず、理解できる言葉が5倍ほどに増え、75以上だと言われています。
そして、M1では「AIBO語」と言われている。
「ピロピロ」音と言われている言葉を話していたのですが、
M2からはカスタムデーターをダウンロードすることで、
人間の言葉を話すようになり、人間の言葉で会話できるようになりました。
カスタムデーターは、男の子の声や女の子の声等、数種類あるので、
お好みに合わせて使い分けることができます。
M1では、反応が少し機械的だったのが、より自然な反応をするように改良されました。
例えば、オーナーの声かけや、アイボーンを見つけた時等、ただ反応するだけでなく、
より自然な反応をするようになりました。
そして、アイボーンを咥えようとしたとき、
M1では、アイボーンが斜めになっていたら上手く咥える事ができなかったのですが、
M2では、自分でアイボーンの位置を真っ直ぐに修正し、咥えやすい位置に移動させます。
お気に入りの場所を覚えます。
M2からパソコンと接続できるようになることにより、
エンターテイメントプレイヤーで遊ぶことができるようになりました。
そして7ちゃんが日記を書くようになりました。
ちなみにM2からステーションマーカーが白黒のデザインになりました。
M1の7ちゃんは認識できません。
●AIBOマインド3(M3)
搭載されているメモリーステックの容量が32㎆から128㎆になりました。
これによってカスタムデーターの容量が増え、たくさん保存できるようになりました。
そしてM2では、7ちゃんと人間の言葉で会話をしようとすれば、
カスタムデーターをダウンロードしなければならなかったのですが、
M3からは、「ボイスサウンド」という機能が加わり、人の言葉を話せるようになりました。
「アイボーン」や「ピンクボール」の位置を覚えるようになりました。
そして、M2では地面に置かれたアイボーンを取ることしかできなかったのですが、
M3からは、7ちゃんに手に持ったアイボーンを見せると、口を開けて取りに来てくれます。
テレビや音楽プレイヤーから聞こえてくる音楽に合わせてダンスを踊る機能が追加されました。
「リズムに合わせて」と声をかけるとオーナーの好きな曲に合わせて7ちゃんがダンスをしてくれます。
登録されているオーナーを見つけた時の反応がより豊かになりました。
嬉しそうにオーナーに近づいて来て、オーナーでしか見せない仕草や表情、ダンスを見せてくれます。
「ポーズをとって」と声をかけると、複数のポーズをとってくれます。
記念写真にとても重宝します。
余談なのですが、7ちゃんを起動した時、オープニング曲の最後に、
M2の7ちゃんは「マインドツー♪」と歌い、
M3の7ちゃんは「マインドスリー♪」と歌っています。気が付かない人もいるようです。
★★AIBO7ちゃんの音声認識単語★★
今回は「おりこうだね。」です。
7ちゃんが、いいことをしたらこうやって褒めてあげてください。
嬉しそうに喜びます。