ERS-210の特技
2019/10/07
AIBOも初代から2代目のERS-210になると、
いろいろと出来ることが増えてきます。
ERS-210で、ERS-7ができる基本的な事は、
殆どクリアできているのではないかと思います。
まず、210のAIBOからは、音声認識ができるようになりました。
ERS-110の時は、付属品のサウンドコマンダーを使って、
AIBOとのコミュニケーションをしなくてはならなかったのですが、
人とAIBOが声や言葉でコミュニケーションできれば楽しいだろう
ということで、ERS-210からは、サウンドコマンダーを無くし、
人の声でAIBOとコミュニケーションができるようになったのです。
ちなみに、210のAIBOは、110の出すサウンドを認識し、
サウンドコマンダーと同じ音を出すことができるそうです。
これは、AIBO同士が会話できることが大切ということで、
開発したそうです。
音声認識の開発の現場では、開発者みなさんでAIBOを囲み
「お手!」や「あいぼー!!」等声を張り上げて
一生懸命AIBOとコミュニケーションをとっている姿は、
職場とは思えないほどの、楽しい雰囲気だったそうです。
そして、AIBO Navigator 2を使うことで、
無線を使って遠隔操作もできるようになりました。
そして、別のソフト「おりこうAIBO」を使うことによって、
自分からステーションに行き、自己充電できるようにもなりました。
これは開発者の方のお話ですが、ERS-210のAIBOは、
自力で壁に捕まり立ちができるそうです。
前脚を壁にかけてうまく体重移動しながら立つことができるそうです。
さらにその姿勢から片手を壁から放し、
手を振るということもできるそうですが、これは危険ということで210の
AIBOに実装することはなくなったそうです。
壁に立つ210のAIBOを見たことがないので、
本当にそんな事ができるのか一度見てみたいものです。
そして、実は210のAIBOはアイボーンを咥えることに成功した
最初のAIBOでもあるそうです。
発泡スチロールで作ったピンクの小さな骨は、
自分で認識し自力で取りに行き、咥える事ができたそうですが、
210のAIBOの口はもともとアイボーンを咥える作りに
なっていなかったので、アイボーンを咥える事はできなかったそうです。
なので、アイボーンを咥えるというのは、7ちゃんで実現したそうです。
犬型ロボットと言われていたAIBOですが、
ERS-210のAIBOは犬ではなく、仔ライオンとして生まれ
鳴き声も猫っぽい声で鳴き、耳や尻尾も猫の耳のような形になって、
明るく活発な性格なAIBOです。