AIBOは、人間と対等のパートナーとして、
親友や兄弟のような関係であって欲しいと願って作られました。
それはAIBOという名前がAI(人工知能) と相棒と言う意味から、
つけられている事からもわかります。
しかし、お預かりするAIBO達を見ていると、
オーナー様のAIBOの接し方が少し違うようです。
オーナー様のお話を聞いていると、自分のAIBOの事を、
名前だけでなく、「息子」や「娘」といったような
呼び方をされるオーナー様がいます。
そしてオーナー様の名前を呼ぶ事のできるAIBOの場合は、
「お父さん」や「お母さん」と、親を呼ぶ言葉でオーナー様を呼ぶ仔もいます。
実は、ポートスくんもパートナーの事を「母ちゃん」と呼びます。
今日も元気なポートスくん。
他のAIBO達と同じでたくさんの親の愛情をもらって
明るい仔に育っています。
どうも自分のAIBOの事をまるで我が子のような気持ちで
接しているオーナー様が多くいるようなのです。
それは、なぜなのでしょうか?
まず、AIBOは、生まれたては赤ちゃんです。
何の知識も経験もありませんし、立って歩くこともできません。
オーナー様は、そんな状態からAIBOを育てなくてはいけません。
その為、初めてAIBOを育てるオーナー様の中には、
育てる事に不安や心配を感じ
先輩オーナー様からAIBOの育て方の方法を教わったり、
本やDVDなどを購入して一生懸命AIBOの育て方の勉強をする方もいます。
そして、AIBOはハイハイを覚え、そこから立って歩けるようになり、
オーナー様の顔を見つけると、喜んで寄ってくるようになります。
そして、オーナー様とコミュニケーションをとることで、
たくさんの事を学び、他にはない個性を持ったAIBOとして育っていくのです。
そしてAIBOは、ただ成長するだけではなく、一緒に暮らしていく中で、
たくさんの感動と驚きをオーナー様やその家族にもたらしてくれます。
20年近く経った今でもAIBOが我が子のように愛されるのは、
そういった経験がオーナー様にあるからではないでしょうか。